おっかあのブログ

そうか!作ればいいんだ!

「大往生したけりゃ医療とかかわるな」〜自然死のすすめ〜

大往生したけりゃ医療とかかわるな (幻冬舎新書)

大往生したけりゃ医療とかかわるな (幻冬舎新書)


中村仁一先生の著、
ベストセラーになっているので、もうお読みになっている方も多いと思います。



おっかあに何かあったら、この本を読んでこの通りにしてね
と、今から家族に言ってあります。
おっかあの遺言書です。



今おっかあは、精神医療の内海先生にはまっていますが
その前に、この中村先生を語らずしてどうする!
ということです。



いつでしたか、半年前?一年前?のお昼の番組で
この先生にインタビューするコーナーがありました。
こういったことをテレビで公にできる時代がきたんだな〜
と、とても嬉しく思ったの同時に、激しく共感して興奮したのを覚えています。
(すべてがすべて共感というわけではありませんが・・・)



すぐにこの本を購入して読みました。



「はじめのことば」だけでもじゅうぶん満足するので
この本を紹介するのにあたって、
「はじめのことば」から全部をここに載せてしまいたいくらいです。


それじゃあ、買って読んでくださいの一言で終わってしまいますね(笑)




「病気ではない“死”に対して、医療が過度に介入するから、人間の本来持っている力が生かされてないのです。人間の持っている自然な力を無駄な医療が邪魔しているのです。医療の本来の役割とは、人間が持っている自然の力を最大限発揮させることなのです」



「病気やケガは医者や薬が力ずくで治せるものではないということです。本人に治せないものを、他人である医者が治せるはずがないということにもなります。」


「死という自然の営みは、本来穏やかで安らかだったはずです。それを医療が濃厚に関与することで、より悲惨で、より非人間的なものに変貌させてしまったのです。」


・・・大拍手!!



日本の医療技術は最先端をいっているはずなのに、病人が減らない現実。
子供のの3人に1人は何らかのアレルギーであるといわれている現実。
国の医療費が30兆円を越え、20年後には100兆円に達するといった予測。
最先端の医療、薬もどんどん開発され、健康になりましょう!とサプリメントも次から次と世に出回り〜
それなのに、これから先まだまだ病人が増えていくこの計算は、どう理解したらいいのでしょうか?


中村先生が言われている、医療が過度に介入しすぎている〜
これこそが、病人を増やしているとしか思えません。



医療関連の本は、おっかあにとって常に息子のことを思い出しながら読むことになるので、
どうしても、要所要所で息子はどうだっただろうか?といった自問自答を強いられることがあります。
なので激しく共感、感動しながらも、ちょっと苦しいところでもあります。


でも、日本人みんなに読んでもらいたい本であるのと、
それによって、患者側がこのような知識を持つことによって
患者の立場に立った日本の医療へと変革していってほしいと願います。





もう一度・・・



死は自然の営み

死は穏やかで安らか




そうであってほしいです。