お蚕さま♡(その6)
またもや羽化しました!
ウフフ〜
女の子です〜♡
この写真じゃ、お尻のあたりがよくわからないかな?
ぽこっと突き出ているんですけど、
こういうお尻の子が雌です。
お腹もぷっくりしてますね。
右側の部屋に、ここから出てきたんだな、
ていうのがわかるまゆがありますよね。
透明の液体が染みてますでしょ。
朝ごはんを食べているちょっとした時間に
出てきちゃったみたいです。
すぐ側にいたのに、見れなかったあ〜^^;
成虫になった子の下に液体のようなものが。
これが、人生で(虫生?)で2回目のおしっこです。
この子の近くにいた雄たちは(2匹います。)
雌の出すフェロモンで、大興奮!
バタバタ羽を羽ばたかせて落ち着かない様子でした。
いよいよ雌を、雄たちのいる中へ〜
今回、雄が2匹いたので、バタバタと大騒ぎでした。
そして、晴れてゴールイン♡
ちょっと交尾の様子がわかりづらいですが、
しっかり結ばれています♡
恋に敗れてしまった雄が、
左の方でうなだれています(;_;)
「いいんだ、ぼくは…」
完全に落ち込んでます。
なぐさめる言葉もありません(._.)
なんか、かわいそうなことをしてしまいました。
さて、成虫が出て、カラになったまゆの中はどうなっているのでしょうか?
開けてみました。
さなぎの抜け殻と(左)
右のクチャッとしたものは?
よく見ると、幼虫に時の抜け殻みたいです。
まゆが出来上がってさなぎになる時、
脱皮をするんでしょうか?
はい、この後は、家族それぞれ用事があったので、
このままにして、出かけてしまいました。
この後どうなったかは、後日つづく…ということで。
今日はここまで。
※お蚕さま♡(その5)の訂正と補足です。
羽化する時、アルカリの透明の液体を出して、
まゆを溶かして出てくる、と書きましたが、
ちょっと訂正です。
まゆというのは、カイコが吐いた繭糸とセリシンで形成されていて、
セリシンは繭糸と繭糸をつなぐ糊の役目をしているんだそうです。
お蚕は、羽化する時、アルカリの液体を出すことによって、
セシリンをとかして、まゆ糸をやわらかくして、
外に出てくるということのようです。
なので、糸自体は溶けていないので、
糸を切らずに出てこれるみたいなんです。
このことからわかることは、
絹糸のあの光沢とやわらかな風合いは、
セシリンを、重曹などのアルカリ剤を使って、
溶かす作業をしているからなんです。
それと、このセシリン、化粧水になります。
まゆ玉をお湯で煮ると、セシリンが溶け出して、
それがそのまま化粧水として使えるんです。
やっぱり、お蚕ってすごい生き物ですね!