おっかあのブログ

そうか!作ればいいんだ!

お蚕さま♡(その13)

さて、気を取り直して、
久しぶりに、お蚕さまのおはなしをしたいと思います(^_^)v


今、我が家のお蚕の状況は、
もう羽化しそうにないまゆが、いくつも残っています。
かわいそうに、まゆの中でなんらかのトラブルがあったんでしょう。
頃合いをみて、紡いでみたいと思ってます。


あとは、4匹の雌が生んだ卵がこのようになっています。
(あれだけたくさんのまゆがいたのに、雌は4個体だけでした。)

几帳面に自分の体の周りにきちんと卵を生む子と、
そっちこっち動き回って挙げ句の果てには
ケースの蓋の方にまで登っていって生んでいった子とか、
その個体の性格があるみたいで、面白いです。


しかしこの卵たち、なかなか孵化しないんです。


今回もダメなのかなあ〜?(7月に産まれた卵も孵化してません。)
と思って調べてみると、どうやら
卵には、休眠卵と非休眠卵があるようです。


どうもうちの卵たちは、色の付き具合からして、
休眠卵みたいなんです。



非休眠卵はなかなか卵の色が黒っぽくならないのですが、
休眠卵はこの写真のように、短期間でこのように黒っぽくなります。



お蚕によって、冬を越すものばかりを生む蚕蛾と
その年に孵化するものばかりを生む蚕蛾、
両方を生む蚕蛾があるのだそうです
それは蚕の品種や環境で決まるんだそうです。




しかし、さなぎの形で冬眠する昆虫が多い中、
お蚕は卵で冬眠することになるわけで、
結構例外的なタイプの昆虫のようです。


お蚕は変温動物なので、寒いと活動できないことと、
冬は餌である桑の葉が落葉してしまうので、
それに合わせているみたいで、
卵を野外に置いておくと、桑の葉の芽が出る頃に合わせて
ちゃんと孵化するんだそうですよ。



もともと備わった本能ですね。
素晴らしい〜



そういうことなので、
この続きは、この卵たちがきっと孵化してくれるであろう
来年の春に、乞うご期待!
ってことになりました。



でも、お蚕がらみの話はまだありますので、
もうほんのちょっと、お蚕シリーズ続けます(*^^)v