おっかあのブログ

そうか!作ればいいんだ!

アート アクアリウム

今日は仕事をサボって
娘と日本橋三井ホールで開催されている
木村英智さんによる「アート アクアリウム」へ行ってきました。

野生の世界には存在しない、
人間に鑑賞されるためだけにこの世に存在する
「金魚」という生命の晴れ舞台を観てきました。


2000年位前に、突然変異で色が赤くなったフナが、
中国で発見されたのが、金魚の始まりだそうです。
そして室町時代に日本に渡ってきました。
もともとフナは、変異性の高い魚らしく、
その変異した個体は弱いので、
自然界では淘汰されやすい存在だったそうです。
それを人間の手によって、最初は赤いフナから始まり、
いろいろな美しい形の金魚が誕生していき、
金魚文化が始まったということです。


この金魚たち、自然繁殖を何回も繰り返していくと、
最終的にはフナに戻るんですって。
ビックリです。



観に行くにあたって、最初は金魚をアートとして扱った
このような催しってどうなんだろう〜?
と思っていましたが、
金魚たちはこれが使命であって、
それに、金魚の生体を知り尽くした上での
アクアリウムであることがわかったので、
安心して美しい金魚たちを鑑賞することができました。


いやあ〜、
金魚による侘び寂びの世界、
ほんとうに美しかった〜♡


人間による美の追求のために生み出された金魚たち。
ここでも生命の神秘を感じさせてもらいました。