お蚕さま♡(その14)
暑かった夏も終わり、身軽に動けるようになったおっかあ。
いよいよ、まゆから糸を紡いでみることにしました。
まゆから直接糸を取る方法と(糸引き)、真綿にしてから糸を紡ぐ方法がありますが、糸引きは前回試しにちょっとだけやってみて(娘が)、結構難しかったので、まずは真綿にする方法でやってみることにしました。
穴が空いていないまゆは糸引きの方法で、羽化して穴が空いてしまったまゆや、薄すぎて糸引きできそうにないまゆを真綿にすることにしました。
上の箱が、真綿にするまゆ、下のが糸引きするまゆ。(下のまゆは、羽化できずにまゆの中で死んでしまった子たちです。)
・・・結果を先に申しておきますが、これはとても根気のいる仕事でした。
しかも全然うまくいかなかったのです〜^^;
そんなことも知らずに、おっかあは意気揚々と取りかかるのでした。
真綿作り開始!
まずはまゆを茹でます。
その時、精錬といって、重曹を入れて茹でます。
蚕がまゆを作るときに糸を固めるために出していたセシリンを溶かすためです。
こうすることによって、なめらかで柔らかい真綿になります。
一時間ほど茹でると、まゆの汚れなどが取れて、お湯がこんなに茶色になります。
これを、水で何度もすすぎます。
よく知っている人は、この時点で、
こりゃあダメだ(-。-;
って、言ってるんだろうな^^;
まゆの中が透けて見えます。
無事、羽化できたまゆの中は、まゆの中でさなぎになる時に脱皮した抜け殻と、成虫になる時にまたしても脱皮したさなぎの抜け殻二つが入っています。
羽化できなかった子のまゆは、さなぎのままの姿で透けて見えます。
さて、ここからが根気のいる仕事です。
・・・今日はここまでにしときます。続きはまた明日(^ー^)ノ