出逢い
考えてみれば、おっかあは小さいころから、生き物に囲まれて生活することに憧れていたし、田舎に住んだことはありませんが、手付かずの自然が大好きで、原っぱで虫、ため池でメダカやドジョウやカエルなどをつかまえて遊ぶのが大好きでした。
そして、いろんなものを手作りしたり、ナチュラルな生活したいと子ども心に思っていました。
さらに年頃になると、バンド活動などで音楽を楽しみたいと思っていたけど、なかなかそういった環境じゃなかったし、バンドを組めるような友達がいたわけでもないし、ただ何となくやってみたいけどできないなあ〜とひそかに思って、ひそかに諦めていました。
仕事をするようになると、できなくてもいいからいろんな楽器が欲しいなあ〜と思って、手はじめに初ボーナスでフルートを買ってみたりしました。(全く吹けませんけど…)
そして今、どんな生活をしているかというと・・・
決してきれいではないけれど、近くに草ボーボーの土手があり、そこには色々な鳥たちが生息していて、毎日そこをごんと散歩している。
家ではまさにいろんな生き物に囲まれて生活している。(徐々に紹介していきますね。)
今や、手作り生活が軌道に乗りはじめている。
しかも家族でバンドを組んで音楽を楽しんでいる。
息子の部屋は、音楽室(楽器庫)状態。
子どもの頃憧れていたことが、ほとんど今実現しているんです!
一体これはどういうこと?
今現在、上の娘がペット屋さんで働いていることや、下の娘が大学で染めや織を学び、しかも化学染料や化繊ではなくて、草木染めや絹や麻などの天然素材のものにこだわって学んでいること。
家族バンドにしても、息子のドラムの先生の勧めで始めました。
すべて、子どもたちの存在が、おっかあがこんな風に生きたいと思っていたことに繋がるのです。
そして、こんな子どもたちに出逢うには、おっとうの存在は不可欠!
おっとうはおっとうで、実家は農家。
自然の中で育ちました。
こんな小学3年男子のような女3人が好き勝手していても、なんにも文句も言わず、黙って見ていてくれる。
そして何より、ここまで導いてくれたのが息子。
息子の病気がきっかけで、自然に即した生き方を学びました。
音楽だって、ドラム小僧の息子の影響大です。
息子の存在がなければ、今の娘たちやおっとうおっかあは存在しなかったんです。
なんだか、おっかあのためにおっとうと子どもたちが存在してくれているかのよう。
そして今こうして安心して、なんの恐れもなく生きていられるのは、やっぱり息子がいるからなんです。
息子に守られながら、息子の手のひらで、自由にこの世を満喫させてもらっているように思えてなりません。
しかし、ここでまた思ってしまうんです。
今の生活の中に、息子の姿と声があったら、もう死んでもいいと思ってしまうくらい幸せなんだろうなあ〜って。
それと、思いたくないけれど、もし息子がこういうことになっていなかったとしたら、今の生活はなかったんじゃないか…って。
息子は自分の命を犠牲にしてまでも、おっかあのために…
・・・・・おお〜!いかん!いかん!
「おっかあ、そうじゃないんだよ。」
って、今息子に怒られましたね。
わかっているんですよ、こんな執着、意味のないことくらい。
まだまだ知識としての理解なので、こうして時々こんなことを思ってしまうんです。
あら〜
おっとうや息子、娘たちの存在に感謝の気持ちを綴っていたのに、最後こんなネガティブな想いで終わるわけにはいきませんね。
仕切り直して、
とにかく、やりたいことに気づかせてもらったことに大声で、
ありがとう\(^o^)/が言いたいです。
そして、この出逢いに感謝!
ちょっと、切ないけどね…
「ほらまた…o(`ω´ )o」(息子)
「ごめん…σ^_^;」(おっかあ)