不幸を演じる
息子を亡くしてしばらくは(数年間は^^;)
「わたしは、子どもに先立たれた最高に不幸な母親。」
っていうオーラを出して生きていました。
ここで楽しそうにしてたら息子に申し訳ない。
さっそうと歩いていたら、息子を亡くしているのにずいぶんと元気そうね
〜と思われるんだろうな、なあんてね。
一歩外に出たら、うつむき加減で、
わたしは不幸な母親なんです…
とでも言っているかのような振る舞い。
もうやめだ!やめだ!こんなこと!
でも今でもやってしまうのは、
向こうから、ほんのちょっとだけ知っている人がやってくると、
気がつかないふりをして通り過ぎてしまうこと。
なぜなら、その方が息子を亡くしたことを知っていたとしたら、
きっとどう声をかけたらいいのか気を遣わせてしまうだろうな、
と思ったり、
知らなかったとしたら、
お子さんたちは元気?なんて質問された時
息子が亡くなったことを話さないわけにはいかないし
その時に、やっぱり気を遣わせてしまうだろうし。
だから、携帯をいじったりして、
気がつかないふりをしてしまいます。
こんな風に、まだまだおっかあは、
気を遣いながら近所を歩いているわけですよ。
だけど、ぜんぜん不幸ではないし、
むしろ、毎日何やっても楽しいし、
何食べても美味しいし、
笑のツボが、どんどん浅くなっていくし。
やりたいことがたくさんあって
一日48時間欲しいし。
おっかあの中に溶け込んでいる息子が
おっかあのいろいろな思い込みや執着からの
解放を促してくれているかのようで・・・^_^
最近のおっかあは、せっかくだから
この世を楽しもう!
と、思えるようになってきたみたいです。
人と人とのしがらみ、
おっかあ自身のいろんな思い込み、
時には、息子がいないことを悲しむこと
不本意なことに腹を立てること・・・等
全部、この世ならではのこと。
なんか、楽しいですね、この世は。
もしかしたら、おっかあがあの世に逝ったら、
またすぐにこの世に戻ってくるかもしれない。
ああ〜、でもちょっと面倒臭いかなー?
もしかしたら、息子もこの世に戻ってるかもしれない。
ちょっと早すぎたかな〜f^_^;
なんて・・・
おかげさまで、ほんとに元気になりました!
今年は7回忌です。
素敵な7回忌にしたいと思っています。
最近、自分のことばっかりで、
息子への想いを綴ってなくて、
なんだよ!俺のこと忘れたんじゃないだろうな〜
って、息子に思われそうなので
近況報告してみました。