お蚕さま♡(その25)
これは5月中旬ごろのお蚕。
お蚕さんを育てるには、桑の葉っぱがなければなりません。
この子たちが産まれたばかりの4月初旬は、
まだ桑の葉は生えていなかったので、
少しの間だけ人工飼料でしたが、
今や、ごんとおっかあの土手にはたくさんの桑が!
娘と一緒に桑を取りに行きます。
ここでも感動がありました。
土手の桑の木にお蚕さんが!
これ、「くわこ」といって、
今、人間の手で飼育されているお蚕のご先祖様なんだそうです。
蚕の原種ということです。
人間の手で育てているお蚕は、飛ぶことができません。
しかも、自分で木にしがみつくこともできないのだそうです。
完全に、人間が手取り足取り面倒をみてあげねば
生きることができないのです。
しかし、土手で見つけた「くわこ」は、この通り木につかまって、
蚕蛾になった暁には、飛ぶこともできます。
このお蚕のご先祖様を、絹糸をとるために
人間が品種改良を重ねて作り上げたのがお蚕さまなのですね。
こんな都会で、しかもとてもきれいとはいえない川の土手で、
すばらしい自然の営みを発見することができるなんて、
お蚕さま!
最高です!♡