おっかあのブログ

そうか!作ればいいんだ!

しょうがねえじゃん。

この世で息子と過ごせなくなった今のこの状況は、今だ理解できません。
納得できないし、受け入れられないし(むしろ受け入れたくない)という親のエゴなのかもしれません。


でも、私なりに「いまここ」を生きる(いまここの阿部敏郎さんに行き着きました。)というのは、そんな自分を認めること、と解釈しました。


そうすると、息子の死を受け入れられないのは当たり前。しょうがないじゃん、親なんだもん。・・・というふうに吹っ切ることができました。


無理に受け入れようと努力したり、考えたりすることは、受け入れられたとしても、たぶんそれは受け入れたつもりになっているだけで、嘘になってしまう。


今の状況を受け入れなければ・・・理解しなければ・・・「〜ねば」「〜べき」はむしろ自分をがんじがらめににして、苦しめるだけです。



息子はよく言いました。
「しょうがねえじゃん!」
・・・これって、諦めの「しょうがねえ〜」じゃあなくて、自分を解放してあげる「しょうがねえ〜」なんです。


夏の暑さにめっぽう弱い私は、入院中の息子に、
(おっかあ)「もう、暑くて暑くて絶えられないよお〜〜」


(息子)「夏だもん、しょうがねえじゃん!」


この「しょうがねえ〜」の裏には、夏は暑いの当たり前。避けては通れないもの。だったらこの暑さを味わってしまおうぜ!!・・・ということなんです。


この『味わう』ことに焦点を置くことによって、去年のあの暑さはなんなく過ごせてしまいました。私本人も驚きです。


こういうことなんじゃあなかろうか?