病は気から
これが本当なら、どうして息子は病気になったのでしょう??
ずっと気にしています。
何か対立が起こると、間に入って双方の思いを汲み取りながら解決へ導いてきた息子。
常に中立の立場で物事を、または人を見ることのできる息子。
友達がライブをやるとなると、一人ででも行って、楽しんでくる息子。
近くでお祭りがあると聞けば、これまた一人ででも行って、屋台の食べ物を食べまくって、無邪気に、あ〜あ、うまかった!と言いながら帰ってくる息子。
休み時間になると、ただぼ〜っとしているだけの息子の周りに、いつの間にか友達がたくさん集まっているんですよ、話してくれた小学校の先生。
息子のそばにいると、妙にほっとする、おっとうとおっかあ。
いないと思って息子の部屋を開けると、息子と一緒にまったりとしている娘たち。
息子のそばにいると、なんだかいろいろと話してしまうのよねえ〜と言ってくださった息子のファンのおば様たち。
息子のことをメールアドレスにしている、息子の友達。
周囲の方々に対して、自分の人生に対して、いつも全力で真剣そのものでした、と言ってくれた高校の先生。
病気が再発した時、自分の病気のことではなく、おっとうおっかあをどうしたらいいんだろう、と高校の先生に相談に行った息子。
こんな大変な病気になっても、淡々と穏やかに、不平不満を言わず、辛いんだろうにと思いきや、昼寝もしっかり、夜もしっかり寝ることのできた息子。
病気になって、ますますドラムの腕をあげた息子。
・・・・・・あげればきりがありません。
息子は、愛に生きた人であり、今を味わって生きた人であり・・・
健やかな心を持った息子のどこに、「病は気から」という言葉が入り込む余地があるのでしょうか?
ほんと言うと、この言葉に怒りすら感じてしまっているんです。
参ったなあ〜
息子よ、おっかあはこの言葉をどうやって克服していったらいいんだろう?