おっかあのブログ

そうか!作ればいいんだ!

お蚕さま♡(その3)

そういえば(その1)で、口の中に入れてしまいたくなるくらい
お蚕さんがかわいい〜♡
と言ってましたが、


お蚕さんは、一般的な食用昆虫なんですね。

今日は、昆虫食の話になりますから、
苦手な方は、スルーした方がいいかも…







お蚕さんのおいしい食べ方。



炒めて、塩コショウで、
佃煮みたいにしたり、
唐揚げにしたり、
蒸したり、
あとは……..躍り食い……..
缶詰もあるそうで。
さらに、ペースト状にしてクッキーなどの生地に混ぜてもよし!
そうだ!かき揚げにしてしまえばわからない〜(^_^;)




すいませんm(__)m




幼虫、さなぎ、成虫と生育ステージごとに食味が違うんだそうです。
ただし、もうすぐさなぎになる幼虫は、絹糸腺が発達してしまうので、
それが歯にくっつき食べれないらしいです。




食べるんだったら、さなぎがおすすめ!



………..いったい、おっかあは何が言いたいんでしょうね?




おっかあは、決して食べません。(食べれません。)



ただ、絶対に世界的にも素晴らしい食用昆虫なんだろうな、
と思って、調べてみただけです。





日本の養蚕産業が盛んだったころ、
絹糸をとったあとの蚕のさなぎは、
養蚕農家の人たちの、大事なタンパク源だったそうです。


それに、さなぎは漢方薬としての効能もあって、
粉末にしたものを、喘息の治療としても使っていたそうです。
(今も使われているのかな?)


そんなことで、栄養が乏しかった昔の日本人にとって、
大事な栄養補給源になっていたんですね。




こうしてみると、まったく無駄がないですよね。



そうそう!無駄がないといえば、
お蚕さんの糞も、お茶として飲むことができるし、
糞が染料としても使えるので、
やっぱり、お蚕さんってすごいですね!




お蚕を食すということを調べていたら、
食用昆虫について、なるほどな!
と思う内容の話を見つけたので、
以下、少しだけ抜粋させてもらいました。



『昆虫をおぞましい、とする日本の風潮は、世界的に見るとあまりない部類に入ります。他の国々では、その存在に比較的寛容であり、ゴキブリなどのおぞましい種類でない限りは、家に虫がいることをさほど不思議とは思いません。
虫が住み着く、ということは、その家が「生物全般にとって住みやすい」ことを示すものであり、それゆえに、北欧諸国などでは、虫を家の守護神と見なし、虫がいないときはわざわざゴキブリなどを「プレゼント」することもあるそうです(すべてがそうである、というわけではありません)。
昭和40年代まで、日本でも虫の存在に比較的寛容であったことを考えると、今の虫嫌いの風潮は、殺虫剤のCMや、主婦の主観によって増幅された、ある意味理不尽なものと言えなくもないでしょう。
本来、虫は、あらゆる動物の中で最も普遍的な存在であり、ゆえにそれを喰う「昆虫食」も、古くから普通に行われてきました。牧畜や農業が行われる前は、人間は「狩猟」をして生きていたと言われていますが、その対象の多くは虫そのものであったと考えられています。日本人のご先祖様である縄文人も、虫を主食代わりに食べていたようです。

たんぱく源を食肉や魚介類に求めることの難しい地域では、今も昆虫食の習慣が色濃く残っています。
例えば、東南アジア諸国では虫がよく食べられています。中国ではカイコのサナギやコオロギを食べていますし、ベトナムからラオスにかけての山岳地域では、羽根をむしった蝶をスープに入れることがあるそうです。オーストラリアでは蜜を含んだ蟻の胴体を「珍味」として味わいますし、タイではタガメやゲンゴロウの揚げ物が、普通に屋台で売られ、人々も何のてらいもなくそれを食しています。アメリカ・インディアン(ネイティブ・アメリカン)やアフリカでも、虫の幼虫や蟻などを食している、という記録があります。
日本でも、イナゴの佃煮、長野県などでは、蜂の子やカワゲラ、トビケラなどの幼虫が郷土の名産品となっています。長野・静岡県の山間部では、ハチノコを採りすぎた結果、その地域のスズメバチが絶滅寸前にまで追いやられた、ということもあったそうです。
カミキリムシの幼虫も、昔から美味な食材として食べられていました。

フランスのエスカルゴ、アメリカでは蛾の幼虫を揚げたスナック菓子が売られていますし、また虫を混入させたロリポップ(ペロペロキャンディー)なんかも、地方の土産物屋で見ることが出来ます。
メキシコの「メスカル」という蒸留酒の中には、「グサノ」という芋虫が入っているものがあって、その虫の排泄物を乾かした塩を舐めながら飲むと、非常に旨いそうです。

古代ギリシアでは、バッタが好まれて食べられていたそうですし、哲学者アリストテレスは、セミに目がありませんでした。彼は著書の中で「セミは最後の脱皮前のサナギが最も旨い。成虫なら交尾後の卵の詰まった雌が良い」と述べています。
古代ローマではカミキリムシがご馳走の一つとして食べられていたことが分かっており、特にオーク(樫)の木にたかるカミキリムシは、王侯貴族や富裕層のみが口にすることのできる貴重品でした。この虫を太らせるために、小麦粉や葡萄酒をエサとして与えるなどといったこともあったようです。
イギリスの船乗りの間では、ゴキブリがある意味での「ご馳走」であり、見つけると生でばりばりと食べていたと言います。また、ロンドンには、長らくゴキブリのペーストをパンに塗って食べるという、習慣が残っていたそうです。

昆虫は自然とともに生きる、人々の生活に近しい動物ですので、人間の食材から昆虫を完全に除去するのは難しいと言えます。』





そういうことですので、みなさん、もっと虫たちを愛しましょう♡
でも、おっかあは食べません。