おっかあのブログ

そうか!作ればいいんだ!

ポストハーベスト

そう言えば、

先日作ったウスターソースには、リンゴは絶対必要でした。

しかし!
今はリンゴの季節じゃない!

日頃、ナチュラル〜ナチュラル〜言っているおっかあが、
何使ってんだ!ってことになりますが、絶対必要だったので、いたしかたなく
普通にスーパーに売っているリンゴを使わせてもらいました。

おっかあが使ったリンゴは、ニュージーランド産のリンゴでした。

輸入物のリンゴです。

輸入物の果物や野菜で心配になるのが、ポストハーベスト。

ここでポストハーベストについて、
忘れないうちに、少しまとめておきたいと思います。
(おっかあは、すぐに忘れてしまうので、こうして文章化しておくのです(^_^)v)


野菜や果物などを輸入するということは、長距離を運ぶということです。
そうすると輸送に時間がかかって腐ったり、カビが生えたりしてしまいます。
品質を保持するためのいろいろな方法がある中で、
特に低コストで鮮度を保持するために使われるのが農薬です。
収穫後の農薬使用ということです。
これが、ポストハーベストです。

柑橘系の果物などは、シワシワにならないように
表面に化学的なワックスや防カビ剤などを塗って出荷します。

レモンなどにふりかける殺虫剤などは、
ベトナム戦争で用いられた枯葉剤の成分が含まれています。

輸入物でなくても、ジャガイモなどは芽が出ないように
放射線を当てて、芽を作る細胞を破壊したり、
穀物などは、虫が寄り付かないように、
周りに殺虫剤を置いておくなどの処理をしています。

そしてポストハーベスト農薬は通常畑で使われる農薬の
100〜数百倍濃い濃度で使われているんだそうです。

こうしてポストハーベスト農薬は、
収穫したあとに直接作物にふりかけられたり、
作物を薬液の中に漬け込ませたりして使われるので、
分解も少なく、残留する可能性がとても高くなります。


四季を通じて安くて、品質の良い食品を求める日本には
世界中から食料品が輸入されます。
でも、この品質の良い〜というのは、見た目が良い〜ということで、
見た目重視のために、薬が使われているってことになります。
四季を通じていろいろな食材が安く手に入る日本。
・・・なんの自慢にもなりませんね。


こんなこと言ってたら、スーパーで何も買えなくなるじゃないか!
っていう人もいるでしょうけど、
冬に、なにもわざわざ身体を冷やすトマトやきゅうりやナスなどを
食べなきゃいいのであって、
その季節にあった、国産の物を選べばいいだけです。
そして、できれば自然栽培の物。

だって、お値段が高いじゃん。
金持ちしか買えないよ!
って言う人もいます。
これは、飽食の時代ならではの言い分です。
ほんの少し、残さず、できれば1日2食、
もっとできれば1日1食にしたらいいんです。

そうすれば、生ゴミは出なくなるし、
メタボはいなくなるし、生活習慣病もなくなっていくでしょう。

医療費がかからなくなってきます。

食に対する意識が変わっていくだけで、
健康な身体を取り戻すと同時に
環境破壊もストップしていくんじゃないでしょうか。


先ずは、地産地消を意識するところから始めてみることかな
って思います。

偉そうに言ってるけど、
ウスターソースをどうしても作りたいというわがままにより、
おっかあは、輸入物のリンゴを使ってしまいました……m(_ _)m