お蚕さま♡(その9)
現在の、お蚕さんの様子です。
ペットショップで爬虫類のエサとして売っていた子たちが
我が家に養子入り〜(ペットショップ勤務の上の娘からのプレゼント♡)
孵化待ちの卵
本当ならば、500個くらい産むみたいですが、ちょっと少なかったね。
今、こんな状況なので、少し落ち着いています。
そこで今日は、今までの訂正やら、お蚕について調べたことなどを
まとめてみたいと思います。
まずは、訂正。
今まで、お蚕さんのを数えるのに、
一匹、二匹〜
という風に言ってしまっていましたが、
正しくは、
一頭、二頭〜
と、数えるのだそうです。
なぜなら、
蚕は家畜として扱われているので「一匹、二匹」ではなく、牛などと同じように「一頭、二頭」と数えるんですって。
じゃあ、野蚕は、一匹、二匹なのかな〜?
(野蚕、家蚕については「お蚕さま♡(その4)」を参照です。)
さて「蚕」って、
「天」の「虫」と書きます。
なにやら、意味深げですよね。
「蚕」の名前の由来は、いろいろな謂われがあるみたいです。
まずは、「カイコ」という呼び方。
古い時代には、カイコは蚕(こ)とよばれていました。
そして人々が蚕を飼うようになると、「カウコ(飼う子)」になって、そして「カイコ」になったとか。
古い神話には、神様が蚕を生んだので、「神蚕(カミコ)」から「カイコ」というようになったともいわれています。
その他には、
元々「天の虫」と呼ばれたのはミミズであったとも言われていて、
カイコという字は
「蠶」
こんな風な複雑でよくわからない漢字だったそうです。
これでは難しいので、略字として「蚕」になったそうな。
「ミミズが天の虫」と言われていた時代は、人々は自然界の循環の範囲内で営んできました。
「カイコは天の虫」は、より人間にとって都合よく生産できる道へと歩み始めてから言われるようになった、
ということでもあるようです。
こんな風な由来もあるようですけど、
どちらにしても、お蚕さまは、古〜い時代から、
人々にとって、生活の支えであったわけですから、
まさに、天からの授かりものということで
大切な生き物だったことはまちがいないですね。